「海外ファンも購入できるようにしてほしいという意見を受け、日本ユーザーが海外ユーザーへプレゼントする方法で、案内し直しました」(LINE広報)

 スタンプの売り上げは、日本財団の取り組みの一つで、大規模災害が発生した際の緊急支援に対応するための特別基金「災害復興支援特別基金」に寄付される。日本財団担当者は反響の大きさに驚きを隠せない。

「うちにも羽生スタンプについて、『海外から買えないのか』『写真と言葉は羽生くんが考えたのか』という問い合わせがきている」

 しかし、驚くのはそれだけではない。羽生選手は、「ウェブベルマーク協会」を通じたヤフーのチャリティーオークションにもスケート靴を出品。2016年と18年に続く3回目の出品だ。落札額は712万2994円で460件を超える入札があった。

「開始価格にもよるが、460件は多く、通常のオークションだとそこまで入らない」(ヤフー広報)

(本誌・田中将介)

週刊朝日  2019年3月29日号