2月27日、ソウル地方検察庁に出頭したBIGBANGのV.I(中央)=東亜日報提供
2月27日、ソウル地方検察庁に出頭したBIGBANGのV.I(中央)=東亜日報提供
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 韓国の芸能界に激震が走っている。韓国の人気グループ「BIGBANG」のV.Iが、“性接待”の疑惑により芸能界引退を表明し、3月14日、警察に出頭した。すでに所属事務所はV.Iの契約を解除したと発表している。BIGBANGは日本でも大人気を誇る男性5人組。日本のコンサートでは4大ドームツアーを成功させるなど、韓流人気の一角を担ってきた。しかし、2年前からメンバーが次々と兵役につき、5人中4人のメンバーが兵役についた状態となり、活動休止していた。V.I一人で活動を行なっている状態だった。

【週刊朝日のインタビューに答えたV.Iはこちら】

 今回、V.Iにかけられている容疑は、売春のあっせん。V.Iはラーメン屋やクラブ店を経営するなど実業家としての一面を持っている。先月、韓国メディアが、V.Iの経営するクラブで過去に売春のあっせんや、関係者や客が薬物をしていたという疑惑を報道した。警察は既にV.Iの携帯電話を押収していて、メッセージをやりとりするアプリ上で、外国人投資家を接待する際に女性を紹介する内容が書かれていたという。出頭したV.Iは、集まったメディアの前で「真実を述べて誠実に取り調べにのぞむ」と話し、疑惑については否定した。

 日本でも絶大な人気のある韓流グループのスキャンダルだけに、ショックを受ける日本人ファンが少なくない。一方で、「5人の中ではV.Iの人気はそこまで高くない」「いつか問題をやらかしそうに思えた」などと冷静な声もあった。

 V.Iを取材したことのある芸能記者は、明るい印象を受けた反面、話から危うさも感じたという。

「V.Iさんは日本語も上手く、実業家なだけあって賢さも感じたのですが、話を大きく見せる山師的な感じがしました」

 韓国のスポーツ紙「スポーツソウル」の日本支社長・慎武宏氏は、一連のスキャンダルをこう見る。

「もはやV.Iさんだけの問題ではなくなってきている。2019年韓国芸能界の一大スキャンダルになりそうです。元々は去年秋に彼の経営する別のクラブで暴行する事件がありました。それ以降もクラブ内で薬物使用が蔓延しているという疑惑や、今回の性接待疑惑と次々と火の手が上がっていました。さらに、警察からの取り調べから逃げるためなのか、『兵役につきます』と宣言して、火に油を注ぐ結果となりました」

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V.Iは芸能界からの引退を発表したものの…