漫画家&TVウォッチャーのカトリーヌあやこ氏が、「誰も知らない明石家さんま3時間SP」(日本テレビ系 11月25日19:00~)をウォッチした。
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なぜかしら、日本テレビの明石家さんま特番。彼の恋愛エピソードをドラマ化するんだけど、そのさんま役が、揃いも揃ってイケメンなんである。
若き日のさんまをドラマ化した「小岩青春物語~きみといた街角~」のさんま役は、菅田将暉。
高校時代を舞台にした「ずっと笑ってた」のさんま役は、北村匠海。
そして、大竹しのぶとの出会いと別れを描いた今回の「さんまのいちばん長い日」は、斎藤工だ。しのぶ役はジジ殺しならぬゾゾ殺し(?)こと剛力彩芽なんである。
前2作は青春ものなので、「さんまイメージ」とかけ離れていても、別物として見れたけど。今回は、芸人さんまのド真ん中時代。なのに斎藤工は、関西弁を一切しゃべらないときた。
さらに「ヒャッヒャッ!」という引き笑いが、わざと?てくらい下手なのだ。標準語のイケメンボイスで、引き笑いもアウトなら、それもうただの斎藤工である。
そもそも、さんまとしのぶが離婚会見前、控室にいる場面。しのぶ役の剛力のセリフが「次はお笑い芸人じゃなくて、月に行っちゃうような優しい社長さんと出会いたいな」なんだから。