主役としてもバイプレーヤーとしても魅力を発揮、高い演技力とさわやかなルックスで根強い人気を誇ってきたが、今春のドラマ「おっさんずラブ」(テレビ朝日系)でついに大ブレーク。その人気はとどまることを知らず、いま日本中に、田中圭旋風が吹き荒れている。
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──大ブレーク状態ですが、「自分自身に変化はない」とおっしゃっていますね。
ないですね。もちろんありがたいですし、感謝もしてますし、周りの見方が若干変わったのはわかっていますけど、「ブレークしたからいい役者」というわけではないですから。「ありがとうございます」以外にはないです。
──田中さんについて語る際、「自然体」「ナチュラル」という言葉がよく使われています。今回の撮影でも、そんな写真がたくさん撮れました。
自分では意識していませんけど、そのときの気分そのままでいることが多いですね。疲れたときにはそうなっちゃうし、元気なときはテンション高いし。もちろん、周りの雰囲気を壊さないようにとかは考えますし、ある程度は気も使いますけど、必要以上に自分を大きく見せたり、無理して好かれようとしたりという気持ちは、とうの昔になくなりました。
──それは子どもの頃からですか?
いえいえ、仕事をしていくなかで、ですね。気づくとそうなっていました。僕、“俳優・田中圭”のイメージは、わりとどうでもいいんです。僕が勝負すべき場所はお芝居であって、そこには役があり、僕自身は関係ない。そう考えられるようになってから、より仕事が楽しくなりましたね。もちろん、嫌われたくはないし、好かれたほうがいいです。でも、僕がどうふるまっても、思ったとおりに受け取ってもらえるわけではないですから。だったら、他人にどう言われようと、自分らしく楽しんでいるのが一番良いのではないか、って。