披露宴・パーティーの招待客は12年調査で平均74人だったが、招待する親族が減って18年調査では69人に。一方で、挙式や披露宴の費用は平均357・5万円で、12年調査より13・7万円増えていた。

 調査は、結婚式をしたゼクシィ読者約5千人が答えた。回答者に対し、披露宴などの演出時に心がけたことも聞いている。ゼクシィは「列席者を退屈させない」「盛大な見栄えがする」「感動的な式・披露宴にする」の選択肢のいずれかを選んだ人を、”王道しっかり派”と命名。どれも選ばなかった人を”等身大ゆったり派”と分類した。

 すると、王道派は12年調査で66%だったが、18年調査で54%に減少。等身大派は12年の34%から18年に46%へ増えた。

 平山さんは「最新調査で、王道しっかり派と等身大ゆったり派がほぼ5割ずつで拮抗した。2派の比率がどうなっていくか、それとも新たな流れが誕生するかなど、今後の結婚式の行方を見守りたい」と話す。

 ゼクシィによると、1980年代は「派手婚」が主流で、90年代に「地味婚」が増え、00年代以降は「アットホーム婚」「つながり婚」へと式のあり方は変わってきた。

 平成から新元号に変わる来年以降、どんなトレンドが定着するのだろうか。(本誌・中川透)

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