ガセネタじゃない。音源も残っているもの。

 つまり彼らは、都合の良いように天皇陛下皇室を利用したいだけ。自分らの都合に合わなければ、陛下にさえ文句をいう。

 憲法学者の小林節先生は、日刊ゲンダイのコラムの中でこういっていた。

「(LGBTをめぐる『新潮45』の)小川論文こそが日本会議的な同調圧力の一環であろう。それは、自分たちと意見が違う人々を、権力、圧力、暴論を使ってでも従わせようとする風潮である。それは、各人の人格的自律を奪い、自由と民主主義を破壊する動きである(後略)」と。

 大手メディアはいつまでこういったことに目を瞑(つぶ)りつづけるの。怖いと思うから怖いのだ。この国がカルト団体に乗っ取られるなんて、大問題でしょ。

 メディアはこれまで、小さな団体の些細な問題として取り上げていた、というかそういう逃げ方をしていた。だが、その逃げ方はもう無理だと思う。

週刊朝日  2018年10月26日号

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