「今日は泣きません! だって感謝しかないもん」
6月16日の「第10回AKB48世界選抜総選挙」で、念願の1位に輝いたSKE48の松井珠理奈は、笑顔で語った。
ところがその翌日驚きの展開があった。6月19日に予定されていた松井の「生誕祭イベント」の中止が発表されたのだ。理由は「本人の体調面を考慮」と説明された。ある芸能記者はこう話す。
「総選挙の際にテレビ画面に大写しになった彼女について、SNSやネット掲示板などで、様々なことが言われました。せっかく1位になったのに、心ない声に傷ついてしまったのではないかといううわさもありました」
休養は長引き、7月4日に発売されたSKE48の新曲「いきなりパンチライン」を歌番組で披露する際にも、センターを務めるはずの珠理奈の姿はなかった。運営側は7月7日に、体調不良が続くことから療養に専念すると発表した。復帰時期は不明で、休養がさらに長期化する可能性も出てきた。
総選挙のスピーチの最後に、松井は3位のHKT48の宮脇咲良に対して、「ライバルになってくれてありがとう」と告げ、宮脇とハグ。「見下している」などとSNSで批判され、“炎上”した。
この発言について、AKB48総選挙で論客をつとめる、芸能評論家の三杉武さんはこう言う。
「松井珠理奈さんはもともと自分に厳しく、他人にも厳しいタイプ。宮脇さんに対しての発言も、期待の裏返し。『ライバルになってくれてありがとう』というところも、11歳のころからやっている彼女が、AKBグループの未来を託す後輩だと認めるからこその発言だと思います」
今回の体調不良についてはこう分析する。
「彼女は総選挙には、毎年常に前向きな姿勢で挑んでいました。今年は特に地元の名古屋での開催ということで、そこで1位を獲得できたことにも非常に喜んでいました。といっても、そこはまだ21歳の女の子。自分を追い込むストイックなタイプのようですし、やはり大きな仕事に対しての緊張感はあったのではないでしょうか」