■穀物を入れるカゴに似た、不思議な麺


★中国
ヨウミェンカオラオラオ 燕麦のせいろ蒸し麺 842円

「世界の麺は中国に在り、中国の麺は山西に在り」と評される中国・山西省。刀削麺が有名だが、「ヨウミェンカオラオラオ」も立派な麺料理。山岳地帯でもよく育つヨウ麦で作った生地を薄くのばして円筒状にして丸め、せいろに立てて蒸す。これを好みのタレにからめて食べる。もっちりとした食感で、黒酢ダレとの相性は抜群! 同省出身の店主・李俊松さんによる、他では味わえない珍しい麺料理を何種類も堪能できるのも同店の魅力。

「山西亭」東京都新宿区大久保2-6-10 B1F/営業時間:11:00~15:00、17:30~23:30(L.O.23:00)/日曜は予約のみ

■茹でと揚げ、2種の食感が楽しい
★タイ
カオ・ソーイ ココナッツカレーヌードル(ラムかチキンを選べる) 1400円(ランチ)

 北部チェンマイ名物。ココナッツミルク入りレッドカレースープに茹でた卵麺を入れ、揚げた卵麺をトッピング。手羽入りが主流だが、店長の渡邉鋭さんが現地でラム肉入りを食べて気に入り、自分の店でも提供している。独自のカレーペーストを加え、濃厚で深みのある味を実現。自家製ラー油とプリックナンプラーを加えるのがおすすめ。

「亜州食道」東京都江東区佐賀1-1-6 アイアンクォータビル1F/営業時間:11:15~13:30(L.O.)、18:00~22:00(L.O.)/定休日:土、日、祝(ディナーは水、金のみ営業)

■魚のだしと香辛料で爽やかなスープと麺
★ミャンマー
モッヒンガ 温かい魚のスープ麺 1000円

 モッヒンガ(モヒンガー)は魚でだしを取ったスープ麺。「ミャンマーでは朝食の定番なんですよ」とオーナーのユウユウさん。ナマズでだしを取り、レモングラス、炒めた米、ふすま、裏ごししたひよこ豆を入れ、スープにとろみをつける。そこに米でできたやわらかい麺をあわせる。辛さが弱く、胃と心にやさしく魚のうまみが広がる。

「ミンガラバー」東京都新宿区高田馬場2-14-8 NTビル3F/営業時間:11:30~24:00/定休日:不定

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