「風邪気味の時にこれを食べると、すぐに治るよ。一番の健康食だね。毎日食べている私が、その証拠だよ」

 と笑うのは、85歳にして陣頭指揮を執るオーナーの韓英子さん。鍋の火を止めたくないと、24時間年中無休で提供している。

「赤坂一龍 別館」東京都港区赤坂2-13-17 シントミ赤坂第2ビル1F/営業時間:24時間/定休日:なし
雪濃湯(ソルロンタン)1620円

■生ワタリガニの醤油漬けは官能的な甘さ
 食材を醤油ベースのタレに漬けて熟成させる調理法は古来あるが、初めて生のワタリガニを使って商品化したのは、ソウルにあるプロカンジャンケジャンだという。

 同社は東京・赤坂と大阪・北新地にも出店している。

「韓国西海の延坪島(ヨンピョンド)付近で獲った雌のワタリガニを急速冷凍して送ってもらい、日本で解凍しタレに漬けこんでいます。オレンジ色の部分が卵、黄色い部分が味噌。卵がいっぱい入っている今が、一番の食べ時です」(黄眠泳店長)

「プロカンジャンケジャン赤坂店」東京都港区赤坂3-11-7 ソシアル赤坂ビル2F/営業時間:平日11:30~14:30、17:00~22:00L.O. 土日祝11:30~23:00/定休日:年始
カンジャンケジャン1杯4280円、2杯8060円

■牛肉の本場・楊平のスープには内臓がいっぱい
「ソウルの東にある楊平(ヤンピョン)は、昔から牛で有名な町で、さまざまな牛肉料理があります。牛骨で取ったスープのヘジャンクもそのひとつ。二日酔いスープとも言われていて、どんなに具合の悪い時でも食べられるし、元気が出ます」(李眞雨店長)

 同店のヘジャンクの中で一番人気が高いのが、ネジャンタン。牛の四つの胃袋(ミノ、ハチノス、センマイ、ギアラ)が入っている。上にのっているのはエゴマの粉。排毒、血行促進、疲労回復に効果があるとされている。

「ヤンピョンヘジャンク」東京都新宿区大久保1-6-12 2F/営業時間:11:00~23:30L.O.(ランチは15:00まで)/定休日:なし
ネジャンタン昼980円、夜1080円(夜は税別)

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