現在都内に4店舗の飲食店を営む経営者のはるなさんは、お店のオープン当初は、自らが面談をし、採用基準も明確だ。

「夢があり、自分の目標を持っている人は、動きが速く、無駄がない。そういう人を雇うと、お店を明るくするし、いい影響をもたらしてくれます。あと、イケメンも~」

 外せないポイントなのだろう。ちなみに従業員とは、月に1度はランチをしながらミーティングをし、年に1回、海外旅行や温泉旅行に行き、人間関係を大切にしている。

「実は最初のお店の時に、カウンターの下で休憩をしていたら、お客さん同士で盛り上がったり、口論になったりすることがありました。その時に『そういうことってあるよね~』『愚痴、言うよね~』といったんです。それを客さんが笑ってくれて、ギャグになったんですよ」

 はるなさんには2020年に向けての大いなる野望もある。

「今後は、化粧品のプロデュースに、宿泊施設の経営でしょう。あとは、ショーキャバレーのようなナイトスポットをつくって、20年のオリンピックに向けて東京を盛り上げたいです」

(構成・ライター/新津勇樹)

週刊朝日 2018年3月9日号より加筆