その小林教授だが、こだわっているのは食物繊維の摂取だ。確かに、それは昔からの歴史が示しており、昭和初期から昭和30年ごろまで、日本人は食物繊維を1日に約20グラム以上摂取していたが、現代は10グラム程度。生活習慣病や女性の死因の第1位が大腸がんであることなど、明らかに食物繊維の不足が招いた結果だと言われている。

 小林教授は食物繊維のサプリ「ファイバープロ」を2包、日課であるセブン-イレブンの100円コーヒーに入れて飲んでいる。便秘外来の患者に処方した結果、改善率が高まっているという。(本誌・大崎百紀)

【腸のむくみ度チェック】(小林弘幸順天堂大教授作成)
□体が重く、つねにだるさがある
□便秘や下痢に悩まされている
□おならが臭い
□口臭や体臭がとても気になる
□体温が低く、体が冷えやすい
□脚や顔がすぐにむくむ
□ニキビや吹き出物が出やすい
□感情のアップダウンが激しい
□つい人の悪口を言いたくなる
□取り越し苦労ばかりしている
□つい食べすぎてしまう
□ストレスがたまるとアルコールに依存しがち
□夜食をとる習慣がある
□純粋な水をあまり飲まない
□朝食をとらずに家を出ている

週刊朝日  2017年11月24日号より抜粋

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