衆院選で自民党大勝にも表情を引き締める安倍首相(c)朝日新聞社
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衆院選で自民党大勝にご機嫌の二階幹事長と岸田政調会長(c)朝日新聞社
衆院選で自民党大勝にご機嫌の二階幹事長と岸田政調会長(c)朝日新聞社

 小池百合子氏が西軍の総大将になったと思いきや、パリへ敗走。関ケ原の合戦同様、今回の総選挙も蓋をあければ、東軍の「与党圧勝」という呆気ない幕切れに終わった。

 血税635億円もかけた政治ショーは、単なる〝加計疑惑ロンダリング〟と化した。次の〝悪だくみ〟を着々と企てている。

 安倍政権にこれまで物申してきた自民党の村上誠一郎衆院議員は10月22日夜、本誌にこう語った。

「正直に言って、これで安倍政権が信任されたのではない。個々の候補者が選挙区で一生懸命、頑張った結果ではないか。安倍(晋三)首相がやってきたことがすべて正しいということではないと思います。今後は森友、加計疑惑から逃げずに、しっかりした説明を国会で正々堂々と首相はやらなくてはいけない」

 しかし、首相側近らはこんな助言もどこ吹く風。笑いが止まらない。

「この大勝でしばらく政局の動きは微塵もない。全国的に雨で投票率低くて助かったね。台風が直撃だもんな。これで安倍3選は規定路線。あと、最低3年は安倍政権だ! 東京五輪まで安倍首相の下、強力に政策を遂行し、外交・安保を進めていく土台ができた」

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