秋篠宮家の長女、眞子さま(25)と小室圭さん(25)の婚約が内定し、お二人は9月3日午後3時、赤坂御所内の赤坂東邸で会見を行った。
小室さんが眞子さまに「将来、結婚しましょう」と飾らない言葉でプロポーズしたことなど、お二人の恋物語りが明らかにされて終始、ほのぼのしたムードだった。
お互いの魅力について記者に質問されると、「太陽のような明るい笑顔にひかれた」(眞子さま)、「月のように静かに見守ってくださる」(小室さん)。
お互いを「太陽」と「月」になぞらえたくだりでは、ネット民が、「ロマンチック!」と盛り上がり、座右の銘について、小室さんが「Let it be」と答えれば、「発音がイイ」と反応していた。
眞子さまと小室さんは互いに頷き、見詰め合う。そんな甘酸っぱいシーンも何度もあった。
その一方でお二人とも、会見のメッセージを何度も読んで、相当に練習なさったような印象も受けた。
「優等生の会見でした」(皇室ジャーナリスト)との感想がある一方、マスコミ報道への反論ともとれるメッセージが、ひそかにちりばめられていた、という分析もある。
元テレビ朝日の宮内記者で、皇室ジャーナリストの神田秀一さんは、小室さんが、「奥野総合法律事務所で正規の職員として勤務し」とはっきりと述べた場面をテレビ中継で目にして、「おやっ」と感じたと話す。
「普通は会見でわざわざ、『自分は正規の職員だ』などと主張はしません。マスコミが『週3勤務のアルバイト』などと報道したことに対して、訂正なさっているようにも聞こえました」
お二人が「婚約への準備が進んでいると報道が先に出て、皆さんにご迷惑をかけた」と謝罪を述べた点についても、5月に眞子様の婚約をスクープしたNHKに対し、「チクリとくぎを刺したのでは」と分析する。
会見の後半、結婚により皇室を離れることへの感想を求められた眞子さまは、「天皇陛下をお助けし、自分なりに皇族としての仕事を大切に果たそうと務める」としながらも、「私自身の生活も大事にしてまいりました」とつけ加えた。
皇族としての「公」だけではなく「私」も大切に考えているというニュアンスがにじんでいたようにも感じる。先の神田さんはこう話す。
「お二人が個人としての想いをそれとなく発信した婚約会見でした。これまでの皇族像とはまた違う、新しい価値観やパワーをお持ちですね」
眞子さまの結婚式は、来秋ごろに予定されている。(本誌・永井貴子)
※ 週刊朝日 オンライン限定