「都民ファーストの会」の公認を得て港区から立候補する入江伸子氏(撮影・小泉耕平)
「都民ファーストの会」の公認を得て港区から立候補する入江伸子氏(撮影・小泉耕平)
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「小池チルドレン」が、いよいよ始動だ。

 7月2日投開票の都議選に小池百合子氏を中心とする地域政党「都民ファーストの会」の公認を得て港区から立候補する入江伸子氏(54)が4月27日、新橋で事務所開きを行った。

 入江氏は小池氏の開いた「希望の塾」の出身者。1994年、フジテレビ記者でカイロ支局長だった夫を取材中の飛行機事故で亡くしている。その後、フジテレビに中途入社し、2人の子どもを育てながら子育てや親子にかかわる企画などを担当してきた。

 同党ではまだ街頭演説も始めていない新人候補が多い中で、いち早い始動。ただ、定数2を自民党が独占する港区が選挙区だけに、いきなり“逆風”の船出だったという。入江氏が語る。

「現職の方がお強いというのをしみじみ感じています。この事務所も小池知事を応援するオーナーの方がいてようやく貸していただけたんですが、他の場所ではなかなか事務所を借りられなかったり、いろいろな場所でポスターを貼らせていただけなかったりということがありました」

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