引退は悲しいが、次の世界でもきっと輝いてくれるだろう (c)朝日新聞社
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 6月に芸能界を引退する、アイドルグループ「カントリー・ガールズ」の“ももち”こと嗣永桃子(25)の進路に注目が集まる。

 2003年に11歳でハロー!プロジェクトのメンバーとしてデビュー。以来、15年にわたりアイドル活動を続けながら国学院大学に進学し、教育実習をこなして小学校と幼稚園の教員免許を取得した努力家だ。

 ブログで、子どもが大好きだと明かし、〈以前からずっと興味があった『教育』の分野、とりわけ「幼児教育」の道に進みたいと思い、この結論を出しました〉と引退後の目標を記した。

 芸能界から幼児教育・保育の世界に転身するのは、過去にも例がある。激太り騒動などで名をはせた、お騒がせグラビアアイドルの小阪由佳さん(31)もそのひとり。引退して、15年から千葉県で認可外保育園の開設に携わった。

 角川春樹元角川書店社長の長女で、歌手「Kei−Tee」として活躍した角川慶子さん(43)は、角川キッズラボの代表取締役として保育園やベビーシッターの派遣会社を経営する。東京都目黒区に開設した「駒沢の森こども園」は元アイドルや現役タレントが保育士として働く保育園としても知られる。

「芸能界で鍛えられた子は、自然な笑顔を見せることができますし、あいさつも元気。美人で歌も踊りもできるから、園児から人気があります」(角川さん)

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