作詞・作曲した「お義父さん」が話題のはなわ (c)朝日新聞社
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「佐賀県」や「伝説の男」などのヒット曲で人気を得た芸人・はなわが作詞・作曲した「お義父さん」が話題を集めている。曲は、昨年、はなわが妻の誕生日にサプライズで贈ったもの。その後ワンマンライブで披露した映像をYouTubeに投稿したところ、感動的だと大反響となった。

 義父は、はなわの妻が生まれてすぐ家を出たという。複雑な家庭環境の中、妻がどんなふうに成長してきたか、そして今、自分と結婚し、3人の子供に恵まれ幸せにしていることを、はなわは、一度も会ったことのない「お義父さん」に呼びかけるように歌う。最後は「いつか孫を見にきませんか 酒を飲み語りましょう」と、愛する妻を生み出してくれたことに感謝してしめくくられる。

 陣内智則や東貴博など芸能人は次々にSNSで反応。その一人の、お笑い芸人の水道橋博士さんは、〈どういう歌詞なのか、カミさんと子供に聞かれて話し出すが……やはり感極まり途中から無理だった〉(一部を抜粋)とツイートした。博士は車で移動中、夕方のニュース番組でこの曲の存在を知ったという。

「運転手が『みんな泣きたいんですかね?』と言ったら、後ろで僕がすでに泣いていました」(水道橋博士)

 前述のように、この曲は、はなわの家族に関する個人的な内容の歌だ。それなのになぜ響くのか。

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