伝説のアイドルも今や、夫婦で仲良く百貨店の地下で総菜を選んでいても、その存在に気づかれず、「マネジャー?」と思われてしまうのだとか。そんなエピソードがあるほど、今は「本当に、年相応の年の取り方をしている、ふつうのおばさん」(同)。だが、それは彼女が望んだ生き方。そう遠くない未来の姿として、お孫さんを抱くおばあちゃんになる日を思い描いているのかもしれない。

 一方、1993年公開の映画「お引越し」の出演を最後に芸能活動を休止した桜田淳子(58)は、一夜限りで「現役復帰」する。4月に銀座博品館劇場(東京)で開催される「スクリーン・ミュージックの宴」に特別出演(淳子の出演は7日予定)。プロデューサーの増田久雄さんが淳子本人に出演依頼し、快諾を得たという。

「淳子さんの曲を多く手掛けた阿久悠さんと以前映画でご縁があって。2013年、(淳子さんの)40周年公演を見て、輝きが衰えていない!と思いお願いしました。今回の出演はよい意味で淳子さんにも“遊び心”があるようです」(増田さん)

 13年に恩人であるサンミュージックプロダクションの相澤秀禎氏の葬儀に現れたときは、かなりふくよかになった姿で世間を驚かせたが、そこは元アイドル。半年足らずでスリムになって、40周年公演に登場。美貌とさわやかな歌声でファンらを魅了したのだった。

 話題性ならば、森昌子(58)も負けていない。7日、子育て術などをまとめた『母親力』(SB新書)を出版する。森は、ロックバンドONE OK ROCKのボーカル、Takaら3人の息子を育て上げた。その独特な子育てについて、昨年6月「ダウンタウンなう」(フジテレビ系)で以下のように明かした。

「18歳まで十二分に愛情をもって育てたんだから、あとは、あんたら男なんだからちゃんとやれや(と息子に言った)」

 このひと言に心を射ぬかれて、担当者は森に出版をオファーしたという。

 花の中3トリオもあと2年で還暦。人気絶頂で結婚し、芸能界を騒がせたが、今は三人三様の幸せをつかんでいるようだ。

週刊朝日 2017年2月17日号

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