綾瀬はるかさん(左)と林真理子さん(ヘアメイク/赤松絵利[esper.]、スタイリスト/椎名直子、撮影/山本倫子)
綾瀬はるかさん(左)と林真理子さん(ヘアメイク/赤松絵利[esper.]、スタイリスト/椎名直子、撮影/山本倫子)
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『精霊の守り人 シーズン2』 に映画『本能寺ホテル』など主演作品の公開を控える綾瀬はるかさん。そんな今や売れっ子の綾瀬さんですが、デビュー前には「芸能界は雲の上の存在」だったといいます。当時の心境に作家・林真理子さんが迫ります。

*  *  *
 
林:綾瀬さん、広島ご出身ですよね。広島カープの優勝、おめでとうございました。

綾瀬:ありがとうございます。

林:やっぱり応援してたんですか。

綾瀬:うちの両親は見てましたが、私はそんなに詳しくなかったんです。でもこんなに盛り上がってるんだしと思って、さすがに見ました。セ・リーグの上のやつ……えーと、パ・リーグじゃなくて……。

マネジャー:日本シリーズ。

綾瀬:そうそう、日本シリーズ(笑)。たまたま日本シリーズのときに実家に帰っていて、「この選手、誰?」「そんなん知らんと、広島の恥じゃ言われるよ」みたいに言われて(笑)。いろいろ教えてもらって、それでかなり詳しくなりました。

林:綾瀬さん、高校1年生まで広島にいらしたんですよね。

綾瀬:そうです。高2で東京に来ました。

林:ホリプロのスカウトキャラバンですね。グランプリでしたっけ。

綾瀬:私は審査員特別賞でした。

林:ああいうコンテストって、特別賞とか入賞の人のほうがグランプリより有名になったりするから、不思議ですよね。綾瀬さんは広島にいるときから、みんなに「将来は芸能界だ」と言われ続けてたんですか。

綾瀬:ぜんぜんですよ。高校1年生のときに、友達が前の年に書類選考で落ちていて「今年は書類を送らなくても、会場に来た人みんなに会うらしい。一緒に行こう」と誘われて、ついていきました。受けるつもりはなかったんですが、「せっかくだから」って参加したんです。

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