贈り物として、自分自身を“大人”として演出するものとして、知っておきたい“粋”な一品。今回は、西村友禅彫刻店の「京友禅型紙・彫刻和ランプ」を紹介する。
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暖かな光に浮かび上がる松竹梅の文様──。この細密な柄は、京都の職人が、魂を込めて仕上げたものだ。
職人とは、西村武志氏。京友禅の専属型彫として1934年に創業した名店の2代目だ。西村氏は、厳選した柿渋紙を、複数の小刀を使い分けて丁寧に彫り抜き、立体感と深みを表現。ランプの表側には、和紙に型紙自体を貼り、反対側は同じ型紙をあてた友禅染を施した。両面で柄の浮かび方の違いが楽しめる。
高さ31センチ、幅14センチと小ぶりなサイズで、リビングやベッドサイド、和室などにも。優しい光で癒やしの時間をどうぞ。
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※週刊朝日 2016年7月29日号