
同じ展示スペースで飼育されている2種。ちょっかいを出すのは常にリスザルのほう(東武動物公園 埼玉県宮代町須賀110)
(撮影/写真部・松永卓也)

コンビ名は「フクマリ」です。フクちゃん(左)とマリモちゃんは、奇跡の仲良しコンビとして写真集も出すほどの人気(猫カフェ「おひる寝キャット」大阪市北区中崎西1―9―7)
(撮影/写真部・加藤夏子)

ひたすらアルマジロをなめるアリクイ。その理由は飼育員さんにもわからない(サンシャイン水族館 東京都豊島区東池袋3―1)
(撮影/写真部・松永卓也)

乗り物代わりにイノシシを使うサル。イノシシは迷惑な様子…(羽村市動物公園 東京都羽村市羽4122)
(撮影/写真部・松永卓也)
リスザルはカピバラの上で気持ちよさそうにくつろぎ、ネコとフクロウはやさしく寄り添い、アリクイはアルマジロを無心になめ続け、サルは楽しげにイノシシに乗り、イグアナとネコ、イヌとブタは仲良く日向ぼっこをして過ごす。
種を超えた友情を見るだけで、なんだか心が癒やされます。動物っていいなぁ。私たちは同じ人間同士でも、うまくいかないことが多々あるのに……。
なんてことを思っていたら、動物たちにもいろいろ事情が。カピバラは昼寝中にリスザルが邪魔になったときには、さりげなく寝返りを打つ。おとなしいアルマジロも、アリクイがひっくり返してまでなめようとしたときにはさすがに抵抗。イノシシはサルに乗り物代わりにされることにけっこう迷惑しているようで……。
人間も動物も、仲良く生きていくのは大変ですナ。
※週刊朝日 2016年3月4日号