「W杯の延長と考えられればいいんですが、どうしても五輪は別物と意識してしまう。もっとも今季、連勝していても『やることはいつも一緒。自分をコントロールするために平常心で臨むようにしている』と語っていて、自分の課題を意識している。経験も増して、次の五輪は大丈夫じゃないですか」(ベテラン記者)
今季から髪の毛を染めて少し大人びた感じがする19歳。実は広告会社の担当者が3人もいるとか。
「こんな選手、聞いたことがありません。そんな彼女の“商品力”を独占したがって、取材現場を勝手に仕切る某テレビ局の下請け制作会社の女性がいたりして、実はけっこう厄介なことになってます(笑)」
前出デスクはこう語り、歯がゆい現実にも触れた。
「リオ五輪もサッカーW杯予選もあって、どのスポーツ紙も、海外で行われる女子ジャンプに記者を送る余裕がないんです」
彼女のW杯通算勝ち星は現在41。あと6勝で男子歴代2位の勝利数を誇る“鳥人”ニッカネンの46勝を抜く。今季中にそんなメモリアルな場面が訪れることになっても記者を送るスポーツメディアはそう多くはない……らしい。頑張れ、沙羅!
※週刊朝日 2016年2月26日号
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