永作:最初のころはそう思われてたかもしれないですね。でも、容姿に関しては持ってるものをそのまま出すしかないと思ってます。若いときにはメイクや服で大人っぽくしようとしたこともありますが、違和感しかなくて。無理してる感じが見えちゃうと、気持ち悪いですよね。役なんかでも、役者さんが無理してやってるのが透けて見えちゃうのがイヤなんです。

林:ああ、なるほどね。

永作:「絶対その人に見えないとイヤ」というのが私の中にあって、それだけを守り続けてやってます。つくりすぎたり、頭で考えすぎると、役との間に隙間ができちゃうんです。

林:この愛らしい容姿に演技力が加わったから、今、怖いものなしですよね。永作さんって、女性にとって理想の生き方じゃないですか。第一線でこれだけのお仕事をして、温かい家庭があって、お子さんが2人いて。2人目はわりと最近ですよね。

永作:40代前半ですかね。

林:ちょっと上の世代の女優さんだと、独身の方が多いでしょう。

永作:そういう意味では昔と今と変わってるかもしれませんね。今は子どもを産んで仕事もしてというのが、主流になってますからね。

週刊朝日 2015年5月29日号より抜粋

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