「娘は死ぬ2日前、6時間にわたって、北海道新聞の非道ぶりと卑劣なセクハラ被害を訴えていました。悔しくてなりません」
本誌にこう訴えたのは、北海道新聞函館支社(北海道函館市)で嘱託看護師として勤務し、2月に亡くなったMさん(当時40歳)の両親だ。両親はMさんが同社の男性社員2人からセクシュアルハラスメント行為を受けたとして5月7日、函館中央署に刑事告訴(暴行容疑など)した。
Mさんが亡くなったのは2月21日未明──。函館市の住宅から失火し、2階で倒れていたMさんは帰らぬ人となった。
本誌はMさん自身がセクハラ被害を記した告発文を入手。それによれば、セクハラがあったのは、昨年12月8日に行われた職場の忘年会の2次会の席だった。
営業部K次長に「Mさん彼氏いるの」と尋ねられ、「いない」と答えると、「エッチしたい時はどうしているの?」などと迫られ、ソファに押し倒されそうになったと記されている。
さらに3次会の席でもK次長は「オレにやらせろ、エッチしよう」「男がやりたいと言ったらやらせなきゃダメなんだよ」と言い、Mさんの足をなでまわした上、1時間ほど「軟禁」した、と告発されていた。
一緒にいた営業部のM氏も「Mさん、愛人なっちゃえば」と言い、その言葉に反応したK次長が、「愛人になっちゃえ」と言い、体を密着させたという。