今回の選挙戦で次世代の党の「顔」は、石原慎太郎最高顧問から、元航空幕僚長・田母神俊雄氏(66)になるのか。
石原氏は2日、新宿駅前の街頭演説に登場。
「何で靖国神社に天皇や総理がお参りできないんだ。尖閣諸島も小笠原もこれでいいのか。俺はシナの属国になるのは絶対にやだ!」
などと持論を展開し、拍手を浴びた。だが、それ以上に注目を集めたのは、東京12区から同党の公認候補として出馬した田母神氏だろう。
田母神氏が演説を始めると聴衆が選挙カーに近づいていく。
「公明党は、日本を取り戻すための憲法改正、国防軍構想、集団的自衛権の行使容認に全部反対。安倍総理の足を引っ張るだけだ。公明党と闘うために、太田昭宏さん(69)のいる12区から出馬しました!」
などと、公明党批判を連発。聴衆からは、
「たーもがみ! たーもがみ! たーもがみ!」
と熱烈コールが起きるほどの人気だ。
田母神氏は今年2月の東京都知事選で、愛国的なネットユーザー「ネット保守」を含む保守層から支持を得て60万票余りを獲得。若者を中心に支持を集めている。
党関係者が言う。