「お友達内閣」と揶揄された閣僚人事がケチの付き始めだった第1次安倍内閣。その反省を生かして、今回はどのような布陣を敷くのか。政治評論家の小林吉弥氏はこう予想する。

「大胆な金融政策を売りにしたい自民党安倍晋三総裁(58)にとって、財務相は非常に重要。派閥領袖クラスで唯一、気心が知れ、信頼する麻生太郎元首相(72)で決まりでしょう。外相は、中韓を牽制しつつも関係修復する狙いから、親中派の高村正彦副総裁(70)が就く公算大。内閣の要でスポークスマンの官房長官には、側近中の側近の菅義偉幹事長代行(64)か、細田博之元官房長官(68)が有力視されています」

 このほか、初入閣組として、「下村博文元内閣官房副長官(58)やジャーナリストの櫻井よしこさん(67)の名前も挙がっている」(小林氏)という。

週刊朝日 2012年12月28日号

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