今年は、暖冬のせいかインフルエンザの流行は、12月23日から29日までの定点当たりの報告数が23.24だったのが、1月27日から2月2日は14.11と、前週の報告数の18.00より減少し、12月に比べると流行は落ち着いていることがわかります。

 とはいえ、まだまだインフルエンザの流行期。米国疾病予防管理センター(CDC)によると、今シーズンでは、これまでに米国内で1500万人がインフルエンザに感染し、子どもを少なくとも54人含む8200人が死亡しているといいます。

 米国食品医薬品局(FDA)のゴットリーブ長官も、「FDAが承認したインフルエンザを治療する抗インフルエンザ薬はいくつかあるが、予防接種の代わりになるものはない」と述べている。

 未知のものを恐れる前に、日々の予防はもちろん、インフルエンザや風疹、麻疹などワクチン接種によりすでに予防可能な疾患から自分の身を守ることが大切であり、今すぐできることでもあるのではないでしょうか。

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