4月から7年ぶりに堺雅人(46)主演の「半沢直樹」(TBS系)の続編がスタートすることが決定しており、今年は「半沢直樹イヤー」になるとも言われている。新年早々の1月3日には深夜帯ながら「半沢直樹II エピソードゼロ 狙われた半沢直樹のパスワード」がオンエアされ、主演の吉沢亮(25)の熱演もあってか好評を博した。
「エピソードゼロ」は、7年前に半沢が最終回で出向を命じられた東京セントラル証券を舞台に物語が進行。しかし、半沢は出張中で全然出てこない。そして、半沢イズムを受け継ぐ部下の今田美桜や、彼女に感化される主人公の吉沢が大活躍し、とてつもなく大きな事件に立ち向かうという、半沢不在でも半沢がそこにいるような物語の展開だった。同作の高く評価する民放ドラマプロデューサーは語る。
「物語の最後に半沢が少しだけ登場するのですが、『えっ、こんな芝居だったっけ……?』と少々たじろいでしまうような出方が印象的でした。でも、7年前のドラマを見返してみると、たしかにありえないぐらい大仰な芝居だったんですよね。7年たって忘れてしまっていますが、堺雅人さんはすでにしっかり半沢を自身に取り込み、準備万端といった感じがまた素晴らしかったです」
「半沢直樹」で売れっ子俳優の仲間入りを果たした堺雅人は、この7年間、主たるテレビ作品といえば大河ドラマ「真田丸」に主演しただけ。売れっ子にしては少々露出が少ないような気もするが……。女性週刊誌の記者は言う。
「大河ドラマに1年間、主演で出続けるだけで相当な労力を必要とされますし、撮影終了後もなかなか役が抜けないとも言われています。堺さんの中では『大河俳優に集中した7年』だったのでは。とはいえ、2017年に公開された主演映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』は興行収入30億円超えのヒットを飛ばしていますし、妻・菅野美穂さんとの間に生まれたお子さんの育児にも専念していたそうです。ご本人からするとこれでも精一杯だったのではないかと推察されます。堺さんからすると『やっと半沢のその後を演じられるタイミングが来た』という思いなのではないでしょうか」