リーチ・マイケルを真似るレイザーラモンRG(提供/吉本興業)
リーチ・マイケルを真似るレイザーラモンRG(提供/吉本興業)
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本物のリーチ・マイケル選手 (撮影/写真部・東川哲也)
本物のリーチ・マイケル選手 (撮影/写真部・東川哲也)

 20日の南アフリカ戦でも多くの人の心を揺さぶったラグビー日本代表。惜しくも敗れたものの、各所に大きな経済効果ももたらした。

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 芸能界でもラグビー経験があるタレントや俳優に特需が訪れているが、中でもオファーが急増しているのが、チームの柱であるリーチ・マイケル選手のモノマネをするレイザーラモンRGだ。

 ラグビー経験はないが、数年前からリーチ選手のモノマネを始め、今ではイベントやテレビ出演など、ほぼ全ての仕事を「リーチで来てほしい」と言われる人気ネタとなった。

 まさに、目の付け所の良さがビッグヒットに結びついた形だが、これまでもRGは常に「そこにいくか!?」というような攻めたモノマネをやってきた。

 昨年は日本ボクシング連盟の山根明前会長。そして、歌手・細川たかしにも髪形をしっかりと寄せていき、見る者の心を強烈にざわつかせるモノマネを披露してきた。

 RGには幾度となく取材をしてきたが、なぜ、何とも言えぬようなところを射抜くモノマネをやるのか。ズバリ尋ねたことがある。

「とにかく目の前の人を笑かしたい。基本的には全てその思いなんです。じゃ、どうやったら、笑ってくれるのか。そんなことばかり考えた結果と言いますか。そして、それをモノマネという領域でやろうとすると、本職の方には到底スキルではかなわない。なので“早さ”と“センサー”。これだなと。まだ誰もやっていない時に『そこにいくか!?』というところをピックアップする。技量がないので、喜んでいただくにはそこしかないんです」

 その感覚が強くなったのは、2014年、STAP細胞で話題になった小保方晴子さんのモノマネをした時だったという。

「小保方さんが一躍時の人になって、そこから論文がどうのこうのと少し雲行きが変わってきた。ちょうどその時期に、モノマネをしだしたんです。すると、芸人の先輩方からも『お前、よくそこをチョイスしたなぁ』という声をいただいた。もちろん、いろいろなバランスや時期を見ながらですけど、どこまでギリギリにいけるのか。下手をすると、人を不快にする領域でもある。なので、非常に難しい部分なんですけど、うまくやると多くの方が喜んでくださる。そこの見極めというか、ギリギリを攻める感覚が定まったのが小保方さんのモノマネだったんです」

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芸人仲間から愛される存在