4位法政大。第1回ラグビー大学選手権大会(1964年度)の優勝校である。桜庭吉彦(1987、95、99年)、伊藤剛臣(1999、2003年)、遠藤幸佑(2007、11年)、日和佐篤(2011、15年)など、ワールドカップ連続出場を果たした名選手が揃う。大学選手権優勝3回。
5位京都産業大。大学選手権の優勝経験がないにもかかわらず、個性的な選手が輩出した。3大会連続出場の田中史朗(2011、15、19年)のほか、大畑大介(1999、2003年)は快足を飛ばしたトライゲッターであり、引退後、ラグビー解説ではすっかりおなじみとなった。
6位関東学院大は、1990年代半ばから2000年代半ばにかけて早稲田大、明治大の伝統校を蹴散らして大学日本一に6回なっている。松田努は明治大の元木とまったく同じ時期にワールドカップ日本代表に4回(1991、95、99、2003年)選ばれた。2007年、部員が大麻所持で逮捕されたことで対外試合ができなくなり、それ以降、チームにかつての勢いが失われ、大学選手権上位進出が難しくなった。復活を望む。
7位帝京大。現在の強豪はようやくこの位置に出てくる。2009~17年度の大学選手権9連覇により、ワールドカップ代表クラスの選手が育成されたと言っていい。大学体育会の先輩後輩の不条理な序列、たとえば、「4年神様、3年貴族、2年平民、1年奴隷」と呼ばれる封建的な悪しき体質を排除したことでも知られる。高校生の優秀な選手は、早明よりも帝京大を選ぶようになった。岩出雅之監督は、青山学院大陸上競技部(長距離ブロック)の原晋監督と並び、高く評価されている。大学選手権優勝9回。