罪の重さ、深さに関しては議論の余地と是非があるだろうが、上述した選手および元選手たちは、小川博(強盗殺人罪)や堂上隼人(強制わいせつ罪)といった不祥事では済まされない罪を犯して逮捕された面々と比較すると、更生してやり直せる余地が多くあると言える。実際に、松坂大輔やダルビッシュ有はメジャーで活躍する大投手にまで成長。今季を見ても、山口俊が先発として賞賛されるべきパフォーマンスを続け、高木京介も中継ぎで活躍。今井達也も一軍で結果を残し、将来のエースとしての階段を駆け上がっている。

 だからこそ、清原和博にも“復活”してもらいたい。もちろん犯した罪は許されることではない。だが、「人生はやり直せる」の言葉を、大スターだった男が身をもって証明することは現役時代のホームランと同等の価値があるはずだ。現在は薬物依存の治療を続けているとされるが、そこからの“復活”を、多くのファンが待っている。問題を起こした“その後”が、その人間の価値を決め、問われている。

暮らしとモノ班 for promotion
石破首相も大好き!鉄道模型ジャンル別人気ベスト3