って言うか、大吉先生、モテるでしょ、超モテモテでしょ。落ち込んでる時に救いの手を差し出す。軽傷の時は「来世」で笑わせ、重症の時は「会える時は会おう」と誘う。してやられて当然でしょう。お互い既婚者だと言われても、職場の事情を家で一から話すのは面倒だし、事情を共有する身近な人と話したい。そんな日もあるのさ、働く女には。

 と、赤江に成り代わって心情を吐露したところで、大吉先生の話を続ける。

 その日の放送で、芝生で寝転びながら話していたのは「釈放された瀧さんから電話があったことをラジオで話すか話さないか」だったことも明かされた。赤江は「話す」派、大吉は「話さない」派。説得していて写真に撮られ、しかも赤江は結局話していた。そう怒る大吉をからかうように、瀧の家族からメールが来たという話を赤江が繰り出した。

 すると大吉、ちょっと調子を変えて、「もう知らないよ、勝手にして。もう俺、何の相談も受けないから」。けっこう冷たい感じだったから、「えー」と甘える赤江。「もう私の窓口は閉まりました。失礼します」と大吉。

 何これ、ツンデレの反対? 優しい人が冷たくなると、これまたドキッとしませんか? と思った翌週、5月1日の「たまむすび」で大吉が衝撃の事実を明かした。

 そもそも『FRIDAY』に狙われていたのは大吉とある女優の「交際」が業界内で噂になっていたからで、それは20代前半の誰もが知っている女優だそうで、番組関係者に「その噂、知ってた?」と尋ねると皆が「知ってた。やるなーと思ってた」と反応する。そう大吉は楽しそうというか、自慢そうというか、そんな感じで話していた。

 大吉先生って、いろんな意味でモテ男なんだな、と実感。先生、女優の名前、教えてください。(矢部万紀子

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矢部万紀子

矢部万紀子

矢部万紀子(やべまきこ)/1961年三重県生まれ/横浜育ち。コラムニスト。1983年朝日新聞社に入社、宇都宮支局、学芸部を経て「AERA」、経済部、「週刊朝日」に所属。週刊朝日で担当した松本人志著『遺書』『松本』がミリオンセラーに。「AERA」編集長代理、書籍編集部長をつとめ、2011年退社。同年シニア女性誌「いきいき(現「ハルメク」)」編集長に。2017年に(株)ハルメクを退社、フリーに。著書に『朝ドラには働く女子の本音が詰まってる』『美智子さまという奇跡』『雅子さまの笑顔』。

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