「事件を聞いてビックリした。女子大生、しかも就活生を襲うなんて信じられない」(大林組関係者)

 だが、容疑者は余罪も追及されているという。

「アプリは就活生側からOB訪問したいと最初に求めるもの。OBが優位な立場にある就活を逆手に取り、容疑者はわいせつ事件が表に出ると就職には不利だという内容の口止めをしていた。喫茶店に呼び出し、事務所と称して自宅に連れ込む手口も手慣れた感があるので、今後、余罪を追及する」(前出の捜査関係者)

 一方、前出の大林組関係者はこう嘆く。

「リニア談合で検察にやられ、裁判が終わってようやく沈静化したところに、どんでもない事件が起こった。これでいい学生は来なくなるでしょう。同僚は、決まっていたOB訪問がさっそくキャンセルになったと、嘆いている」 

 東京地検はその後、社員について不起訴処分にし、発表した。(取材班)