また打撃も昨年になって見違えるほどよくなったという。
「先発で我慢して使い続ければ荒削りな部分も修正されて、岡本和真と並ぶ将来の巨人を背負う選手になれると思います」(同前)
スポーツ紙によると、原監督が都内で報道陣との懇親会を開いた際に、「今季どうしてもつくりたい用兵、戦力としては“尚広2世”です」と代走でプロ野球記録の131盗塁をマークした鈴木尚広外野守備走塁コーチの後継者を育てる意向を示したという。
代走で流れを変えられる役割は現代野球で試合の勝敗を握る重要な存在だ。だが、25歳と伸び盛りでレギュラーも狙える重信がその枠で起用されれば、荒々しいプレースタイルが消えて伸び悩む危険性もはらむ。巨人でレギュラーを勝ち取り、球界を代表する選手になれるか。重信にとって今年は野球人生の分岐点になるシーズンになるかもしれない。
(今中洋介)