小栗旬   (c)朝日新聞社
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■菅田将暉も「いいな小栗さん」と祝福

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 俳優・小栗旬(35)の「ハリウッド進出」がついに公式に発表された。これまで、小栗がたびたび渡米する姿が目撃されており、一部女性週刊誌などは「小栗一家でロサンゼルスに移住か」と報じるなど、その噂はまことしやかに語られてきた。2020年に全米公開予定の「ゴジラVS.コング(仮)」(原題は『Godzilla vs. Kong』)の撮影が11月から始まるため、それに合わせてロケ地となるオーストラリアやアメリカに渡ることが明らかになった。

 本人は「わが国が作り出したゴジラが、広く世界の観客に愛され、自分がその作品の一部になれるという事に、今はひたすら興奮しています。演技者としてその作品世界に染まれるよう、全力で楽しみたいと思います」とコメント。小栗の主演作である「銀魂」シリーズで共演した菅田将暉(25)も11月12日深夜に放送された「菅田将暉のオールナイトニッポン」(オールナイトニッポン)で「俺もハリウッド出たいな。デビューしたいな。いいな小栗さん。すごいな」と先輩を羨望のまなざしで祝福した。

 芸能リポーターの川内天子氏は小栗のハリウッド進出についてこう語る。

「小栗さんにとって海外進出は“満を持して”という感じで、ハリウッドへの思いは相当強かったと聞いています。今回は作品への出演だけで、移住については触れていませんでしたが、ゴジラが終われば、次のハリウッド作品への出演を狙っていくでしょう。移住も十分、あり得る話だと思います。今、ハリウッドでは出演俳優が白人に偏りすぎていることが批判されており、映画に出演する俳優や女優に人種の多様性が求められています。こうしたなか、アジア人俳優の需要が高まっているので、小栗さんにとってはいいタイミングだと思います。加えて、小栗さんは日本では若い人たちの間で、芯のある、存在感あふれる役者として人気を集めています。海外の観客にもそうしたイメージを植え付けることができれば、世界的な俳優として成功するでしょう」

 一方、ある映画関係者は、今回のハリウッド進出に絡み、小栗と東宝との関係性を指摘する。

「彼の英語力は未知数ですが、実際は役作りも含めかなり英会話を勉強しているそうです。また、今回の作品はアクションシーンが多いため、小栗はクランクインに向けて肉体改造をしたともいわれてます。そもそもゴジラは東宝が生んだ大ヒットコンテンツですから、日本でも絶対にヒットさせる必要がある。今回の日本人俳優のキャスティングに至るまで、いろんな候補があったと思いますが東宝映画に多数出演し続け、日本映画界を代表する俳優になった小栗旬に白羽の矢が立ったのはある意味当然とも言えます。むしろ、東宝が小栗の起用を働きかけた可能性も高いのではないでしょうか」

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俳優の地位向上のための渡米なのか