文春の肩を持つわけでも何でも無いけど、世間が思っているよりも週刊文春っていう雑誌は粋なんですよ。編集部の人たちも、やろうとしていることも。相手の息の根を止めようとか、絶対潰してやるとか思っていない。今回は無いものをあるって言っちゃったから、ということなんでしょうね。

 僕はイッテQという番組は絶対に潰したらいけないと思っています。番組に関わりが無いので、そんなこと言っても僕には何の利益も無いんですが、番組の演出をしている古立善之さんは相当な天才ですから。編集も上手いし、いまの時代にあんなに面白い番組を作れる人がいて、その才能をこういう形で終わらせてしまうことになったとしたら残念で仕方がない。会社的にも責任を取らせて別の部署に飛ばすとか、そうならないことを望みます。

 バラエティー班だって、笑いながら仕事してても、実はめちゃくちゃ真剣に作っているんですよ。みんな生活をかけていて、いい加減には作っていません。勝負系のもので勝ち負けの結果を操作することもあまりありません。

 報道とかドキュメンタリー番組だったら結果的に嘘の情報になったら大問題だけど、チャリンコで駆け抜けて落ちるか落ちないかって、そのシーンが面白ければいいんじゃないですか? 必要な情報を編集で落としてしまっただけで、伝統的な祭りじゃなくて「イッテQ祭り」って言っていたら問題なかったわけだし、実際に、みんな楽しくやっていて、見ている人たちも面白かったんだから。「ちょっと間違っちゃって、すみませーん」って、うまい具合に面白おかしく乗り越えて、あのコーナーもまた大輔さんで楽しませてくれたら、みんな納得すると思います。目くじら立ててもあんまり良いことは出てこないんですよ。

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