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日本テレビの人気バラエティー番組「世界の果てまでイッテQ!」に持ち上がったヤラセ疑惑。お笑い芸人・宮川大輔さんが世界中の祭りに参加するコーナー「世界で一番盛り上がるのは何祭り?」で登場したラオスでの「橋祭り」が実在しない祭りだったと週刊文春が報じた。その発売前日に、同誌の新谷学編集局長らと会食していたカンニング竹山さんは、なぜ報じたのか、その意図を直接質問。その答えとは……?
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今年1月に週刊文春で当時編集長だった新谷学さんと対談したことがきっかけで面識があって、今度飲みに行きましょうって言ってて、やっと実現したんですよ。それがイッテQの記事が掲載された号の発売前日。記事の一部はもうネットに出ていたので、どうしてこの記事を出したのかとかいろいろ話も聞きました。
僕が言ったのは「演者は何も悪くないですよ」ってこと。(宮川)大輔さんが記者に直撃されていましたが、演者が言えることは何も無いんですよ。僕らはこの街でこんなロケをするから行ってくれって言われて行って、現場でルールとかこういうことをやりましょうって説明を受けて、一生懸命その仕事をするだけですから。面白くしようと思ってね。雇われている演者はその背景までは知らないもので、何も悪くない。ある意味で被害者なんですよね。
それには、文春の方たちも「そうだと思います」って理解していました。それなら、どうしてあの記事を出したのか?
新谷さんによると、取材してみたら本当はコーヒーフェスティバルなのに、セットを立てちゃって、金を渡すからってサッカーチームの子たちが集められていて、オンエアを見ると無いはずの祭りがあることになっていて、「さすがにこれは笑っちゃいました」と言っていました。番組を潰すつもりじゃないから、バラエティーらしく笑いで返してくれて「上手い! 納得!」ってなったらそれでいいんですよ、とも言ってましたね。報道とかドキュメンタリーじゃなくて、バラエティーだってことを文春側もわかっているんです。