インターネットの普及やブログ、ツイッター、インスタグラムといったSNSの登場によって、芸能人や著名人がファンに直接的に情報を発信したり、コミュニケーションをとるのが当たり前となっている昨今。

【写真】ヒョウ柄ワンピース姿の剛力彩芽

 最近では、交際中の女優・剛力彩芽と株式会社ZOZOの前澤友作社長がSNS上に更新する投稿が物議を醸して、お騒がせカップルとして認知されている。

 2人のようにアンチの批判もどこ吹く風とばかりに堂々とラブラブぶりやセレブぶりをアピールする“強者”がいる一方で、近年女性芸能人によるSNS上のアクションの一つとして注目を集めているのが、恋愛絡みの「匂わせ」だ。

 元々「匂わせ」とは、あからさまに自慢せずとも、いかにも高級そうな料理の写真を載せることで豪華なデートをイメージさせたり、プレゼントされたアイテムとしてとても家族や同性の友人からとは思えない高級宝飾品などの写真を載せることで経済力のある彼氏の存在を想像させたりと、自己顕示欲の強い女性がSNS上で“リア充”ぶりをアピールする手法の一つとして一般社会においても普及していた。

 ただ、近年はそこからさらに派生して、SNS上でそれとなく交際相手を想像させる話題に触れたり、交際相手を連想させるアイテムの写真を掲載したりと、恋愛に特化した「匂わせ」を行う者も増えている。

 SNS事情に詳しいITライターはこう語る。

「女性芸能人の中には自身が多くの男性ファンを抱えていたり、交際相手が多くの女性ファンに支持されている男性アイドルだったり、最近だと2.5次元俳優だったり人気声優だったりと、自身や相手の立場上、恋愛を公にできない人もいる。とはいえ、そこは人間なので内心ではダメだと分かっていても、周囲に交際をアピールしたかったり、認めてほしかったり、自慢したかったりという思いを抱いていることもある。『匂わせ』はそうした感情の発露ともいえる現象の一つでしょう」

 こうした女性芸能人、著名人による恋愛絡みの「匂わせ」が発覚したり、注目を浴びるキッカケとなるのが、交際相手と目される男性芸能人の熱狂的ファンによる厳しいチェックだ。

 その最たる例が、かねてからジャニーズの人気グループ「嵐」の二宮和也との交際が取り沙汰されているフリーアナウンサーの伊藤綾子アナのケースだろう。

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「嵐」のCDジャケットをまさかの…