遠くに住んでいる我々はテレビの映像を見て、現地に行かなくなってしまうっていう問題も起きますよね。行くと迷惑じゃないかっていう心配もある。
先日、AbemaTVの番組で、札幌の歓楽街・ススキノで温泉施設をやってる人に「観光に行っていいんですか? 嫌な気しないですか?」って聞いてみたんですが、「いや、いま来てください」って言うんですよ。「お姉ちゃんのいる店も開いてるの?」って聞いたら「開いてます!」って(笑)。街のシンボルになっているニッカウヰスキーの看板が消えている映像がテレビで流れていたけど、もう点いているし、夜も店は開いてるんだそうです。インバウンドの中国人観光客も減って、観光地は空いてるらしい……。
つまり、いま北海道は穴場だぞ!ってことなんです。
新千歳空港も動いているし、10月になったら紅葉も見られるでしょ。これからが一番いい時期なんですよ。余震が心配な人は仕方ないけど、経済が回って北海道の人たちが元気になるなら、旅行に行く人にとっても嬉しいことですよね。もちろん、土砂崩れの現場を見に行くのはダメだし、全員が全員「来てほしい」って思っていないかもしれないけど。それでも、意外と観光して楽しむことが力になるっていうケースなんじゃないかなと思ったんですよ。
西日本豪雨で被災した倉敷も本当に大変だったけど、観光で食ってる地域は、行けるようになったら行ったほうがいいと思うんですよね。我々は行く時期とかいろいろ考えて自粛しちゃうけど、意外とみなさん「来てくれ」っておっしゃってるから、逆にパワーが出るっていう面があると思う。
だからこそ、東京のメディアも節電の状況とか、もっと生活に近い情報を遠くの人に向けてもっと報じてほしい。じゃなきゃ、現地の本当の様子がわからないんですよ。北海道にいると地元のローカルテレビがやっていると思うんだけど、そういう情報を我々も知りたいですよね。