マラソンが流行っている昨今。新たな出会いが生まれるかも!?
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ELECOMの活動量計「HCW-WAM01」シリーズ。22グラムと軽量なのがうれしい
ELECOMの活動量計「HCW-WAM01」シリーズ。22グラムと軽量なのがうれしい

 アップルウオッチ(Apple)の発売を受け、今、スマートウオッチに注目が集まっている。スマートウオッチとは、腕時計型でスマホと連携できるウェアラブルデバイスのことだ。心拍数の計測や運動量の管理など、ジョギングやエクササイズを欠かさない健康志向のユーザーを中心に、人気を集めている。

 1万円前後の価格帯の商品もあり、安くて4万円台のアップルウオッチに比べるとかなりリーズナブルだ。また、バッテリーの持ち時間も、アップルウオッチの18時間に比べると、それぞれでアドバンテージが高い。スペック面でも心拍数計測のほか、着信通知機能を搭載している機種もあり、用途に合わせて選べるのがありがたい。では、いくつか紹介していこう。

■フィットネスに必要な機能を凝縮したリストバンド

 スマホアプリと連携して、歩数や運動記録、食事記録、睡眠記録の管理ができるリストバンド 「charge」(fitbit)。スマホの着信も教えてくれるほか、自動的に睡眠を記録してスマホアプリで傾向を分析してくれる。振動するアラームをセットしておくと穏やかな目覚めが得られるのだという。防水対応でバッテリーの持ちは7~10日間と長い。日本では今春発売予定となっている。

■丸みをおびたフォルムと「ドットマトリックス表示」がお洒落

 発売当初、売り切れになるなど注目を集めた「nike+ fuel band」(nike)は、1日の活動量や頻度、負荷を計測しスマホと連携するなど、 ナイキが出しているだけあってスポーツ向けの機能が充実している。使用感だが、あらかじめ設定した活動量がバロメーターで表示されるので、これを見ながらがんばって運動をすれば、“GOAL”の文字が表示される。ガンバレ!と励まされているようで、これが結構はまってしまう。ベルトにUSBコネクタがついているので、パソコンで充電をしながら運動量を確認できる。ただし、公式サイトで買い求めようとすると、「お探しの商品のお取り扱いは終了しました。」と表示されるのでご注意を。

■活動量と睡眠状態をアプリで管理

 活動量計「HCW-WAM01」(ELECOM)シリーズは、専用アプリ「HELLO」と連携して歩数、消費カロリー、睡眠状態を記録してくれる。時間表示と防水機能を搭載し、1万円を切るお手頃価格が魅力だ。

 正直、この価格で本当に測定ができるのかと疑ったが、歩数や歩行距離、消費カロリーがしっかりと計測される。また、スマホでグラフ化されるので、「明日は一駅前で降りて歩いてみるか」といった気分になる。睡眠状態については、深い眠りと浅い眠りを測定できるのが新鮮で面白い。ただ、睡眠時間の設定が固定されてしまっているので、寝ている時間に起きていると誤差が生じてしまう。アップデートされるのが待たれるところだ。

■アップルウオッチの対抗馬「Microsoft Band」

 「Microsoft Band」(Microsoft)は心拍センサーや加速センサー、体温計、ジャイロセンサーなど10個のセンサーが内蔵されており、カロリー消費と睡眠状態を追うことにより、健康的な生活ができるようアプリでサポートする仕組みだ。さらに、GPSでランニングやサイクリングの経路を記録し、保存ができる。ほかにもメールのプレビューやカレンダー通知、ニュースや天気などの表示ができるが、今のところ英語のみの対応だ。Microsoft Health のアプリケーションが一週間のトレーニングを調整してくれるそうで、運動とまったく縁のなかった友人が使い倒していると聞き、驚いているところだ。

 そろそろ気候が暖かくなる。薄着になるとぽっこり出てしまったお腹が気になる……この際だ、スマートウオッチを使って体を動かし、引っ込めてみてはいかがだろう。

(ライター・中森勇人)