他には、自分で伝える以外の方法もあると思う! よしおは小学6年生のときに好きな子がいたんだけど、その気持ちは秘めていて告白しなかったんだよね。ところが中学3年生のときに両思いだってことがわかったんだ。女友だちにその子のことが好きってことがバレたんだけど、相手もよしおのことが好きらしいってその友だちが教えてくれてね。自分の気持ちは自分で伝える、っていうのはすごく大事だけど、なかなか思いを伝えられないなら誰かの助けを借りるのも悪くないと思うよ。
あと、よしおくらい期間が空いてもかなう恋ってあるから、焦らなくてもいいかも。中田ちゃんの相談文から、とっても積極的な印象を受けるんだけど、小学生男子って恥ずかしがりやなところもあるから、ちょっと前のめりに来られると、そっけなくなっちゃうこともあるんじゃないかな。気持ちが伝えられなくてもやもやしているかもしれないけど、小学生ならまだまだ時間はあるからね!
■告白は形に残らないほうがいいかも
あと、よしおがちょっと心配なのが、相手が「ワルな男の子」ってところ。例えば、告白の方法を手紙にした場合、手紙をいろんな人に回されたとかいうことになったら、それが中田ちゃんの傷になってしまうんじゃないか、って心配なんだ。だから、告白の方法はちょっと慎重に、形に残らないものでするのがいいんじゃないかな、って。今はSNSとかも発達しているから、悪気はなくてもSNSに載せられる可能性もあるし……!
でも直接気持ちを伝えるっていうのもなかなか緊張するよね。そんなときは、アイテムを使うのはどうだろう? 例えば、糸電話とか! さすがに古すぎるかな(笑)? 直接伝えることはできるけど、形には残らないっていうね。
他にも、コンクリートに水でアートを描く人っているじゃない。じょうろで好きって書くとか。この方法は口にも出さなくていいし、形にはするけど消えるっていうね。花火で文字を書くとかもあるけど……それはやけどの危険性があるからやめよう。あと、砂浜に書くとか、木の枝を集めて文字をつくるとかね! 自然の力を借りるっていいと思う。ふざけてるって思うかもしれないけど、よしおは結構真剣だよ!
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