まあ、これを考えたからといって何ってわけじゃないんだけど(笑)。そもそも小学生のときに好きな相手に気持ちを伝えたって人が、よしおの周りではあんまりいなかったんだ。こういうのって、だいたい学年中にバレちゃうから、そもそも好きだって気持ちを誰にも言わなかったっていう人が多かったんだよね。
大人になってから「昔好きだったんだよね」って伝えた人もいたけど、それも少数派で。ほとんどの人が好きって気持ちを伝えないまま大人になっているんだろうな、って思ったよ。だから、今好きな子に気持ちを伝えようとしている中田ちゃんはすごい! よしおが経験した失敗も交えながら、好きって伝える方法を一緒に考えていこう。
■告白には「動」が大事!?
告白って、ドラマとかでよく見るのが校舎裏とか音楽室に呼び出すパターンのやつ。でもあれは緊張するし、相手も構えちゃうからあんまりおすすめしない。もちろんロマンチックでもあるから、ドキドキを味わいたいなら別だけど! それよりも、何か動きがあったほうが気持ちって伝えやすいんじゃないかな、って思うんだ。
よしおの女友だちは、好きな子とふたりきりになるためだけに他の友だちと一緒に肝試し大会を企画したって言っていた。好きな子とペアで肝試しができるように画策して、一緒に回っているときに気持ちを伝えたんだって。
こんな風に、動きのあるシチュエーションをつくり出すってのはどう? 肝試しじゃなくても、「一緒に宿題やろうよ」って誘ってみるとか、「ちょっと一輪車の走行最高記録測りたいから付き合ってくれない?」とか、「逆上がりちゃんとできるか見てもらってもいい?」とか。
気持ちってからだと連動していると思うから、動きのあるなかのほうが気持ちを伝えやすいのかな、って思ったんだ。カラオケで歌い終わったあとに勢いで「好きです!」って告白したやつもいたよ。やっぱり助走が大事っていうかね。いきなり跳ぶよりも、助走をつけて跳んだほうが高く跳べるでしょ? 気持ちを伝えるのに、動くことって大事だと思うんだ。
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