「外国ではたらくことを夢見ています。だけどいざ勉強しようと思っても、やる気がうせてしまう」という相談を送ってくれたのは小学3年生のマイツムピーヤ。数多くの子ども向けライブを開催し、子どものお悩み相談本『小島よしおのボクといっしょに考えよう』(朝日新聞出版)も出版した小島よしおさんが、さまざまな悩みや疑問に答えるAERA with Kids+の本連載。小島さんは、夢に向かって頑張るのはいいことだけれど、今はまだ焦らなくても大丈夫と言います。小島さんが夢をかなえるために大切にしていることを教えてもらいました。
【写真】小島よしおさんが“芸人になる前”はこちら【よしおの答え】
マイツムピーヤ、すてきな夢を教えてくれてありがとう! 小学3年生で、もうはっきりと将来について考えているんだね。それってとてもすごいことだよ!
「勉強しようと思ってもやる気がうせてしまう」って気持ち、わかるなあ。よしおも、目標はあるのにやる気が出ないことがよくあるよ!
夢への道は遠くてまっすぐじゃない
マイツムのやる気が出ない理由を考えてみたんだけど、もしかしたら、今のマイツムにはまだ「夢」が遠くて、どこへ向かって走ればいいのかわからないんじゃないかな?
実はよしおもそうだったんだ。よしおは、小学生のころから目立ちたがりやで「テレビに出る人になりたい!」って夢があった。
でも、何をすればテレビに出る人になれるのか全然わからなかったんだ。そもそも高校生のころまでは、テレビに出ている人はみんな同じ「芸能人」という仕事をしていると思っていた。俳優やタレント、お笑い芸人の違いなんて知らなかったんだ。
高校を卒業したあとに「タレントセンター」っていうところに行ってみたけど、いきなりテレビに出られるわけもなくて……。大学でお笑いサークルに入って、コントグループ「WAGE」を組んだことをきっかけに、「芸人になろう!」って道が定まったんだよね。それで、テレビに出る人になるという夢がかなったんだ。
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