「乃木坂46にとって脅威だなと思うアイドルグループ」を小説に 乃木坂46・高山一実さんインタビュー (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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「乃木坂46にとって脅威だなと思うアイドルグループ」を小説に 乃木坂46・高山一実さんインタビュー

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小柳暁子AERA#AERAオンライン限定
たかやま・かずみ/1994年千葉県南房総市生まれ。2011年、乃木坂46第一期メンバーに。雑誌「ダ・ヴィンチ」の連載を加筆して刊行された小説デビュー作『トラペジウム』(KADOKAWA)がベストセラーに(撮影/篠塚ようこ)

たかやま・かずみ/1994年千葉県南房総市生まれ。2011年、乃木坂46第一期メンバーに。雑誌「ダ・ヴィンチ」の連載を加筆して刊行された小説デビュー作『トラペジウム』(KADOKAWA)がベストセラーに(撮影/篠塚ようこ)

 千葉の房総半島と思しき土地を舞台に、4人の女子高生がアイドルを目指す――。初の長編小説『トラペジウム』(KADOKAWA)が発売3カ月足らずで20万部突破と大ヒット中の乃木坂46の高山一実さん。読書好きで本を出すことはもうひとつの夢でもあったという高山さんに、アイドルについて、執筆活動について、話を聞いた。

【写真】著書について笑顔で語る高山さん

*  *  *
――このたびは『トラペジウム』20万部突破おめでとうございます。いま、どんなお気持ちでしょうか。

高山一実:自分自身の生活や心境に変化はなく、ただただ嬉しいという気持ちです。発売日は不安でいっぱいでしたので、まさかこんな風になるとは思っていませんでした。いままで何かを期待をしていい方向に進んだことがなかったので(笑)、ただただ一冊の本を出版できて嬉しい、自分の名前でストーリーを書き上げてそれが本屋さんに並ぶのが嬉しいという気持ちでした。それがこのようにひろがって、とても嬉しいです。

――雑誌「ダ・ヴィンチ」の2016年5月号から連載が始まって約3年。その間、「オールスター後夜祭」の司会や初のセンター曲「泣いたっていいじゃないか?」のリリースなど、高山さんの仕事の幅も広がりました。アイドルをしながら小説を執筆した期間は、どんな日々でしたか。

高山:オフがオフじゃなくなるので、何度も投げ出したくなる時がありました。これが自分のためだけの目標だったらやめてしまっていたかもしれません。アイドルという仕事をしていると支えてくださるファンの方に恩返しをしたいと思うのですが、いつも同じような形でしかできなくて、ふがいない思いをしていました。小説を書くことで恩返しができたらと思って、書き上げることができました。

 私はアイドルになっていなかったらこういう機会もいただけなかったし、アイドルでなければ物語を書くこともできなかったな、と思います。この仕事をしていて思うのは、自分自身を失うのが一番怖いということです。小説を書いていなかったら今頃、アイドルになって幸せだったのかとか、深刻に悩んでいたんじゃないかと思う。『トラペジウム』を書いてアイドルというものに対する整理がつきました。
乃木坂46の高山一実さん(撮影/篠塚ようこ)

乃木坂46の高山一実さん(撮影/篠塚ようこ)

――登場人物には、中国の神話に出てくる霊獣「四神」(東の青龍・南の朱雀・西の白虎・北の玄武)にちなんだ名前が付けられています。このモチーフはどこから来たのですか?

高山:東西南北にある学校が舞台なので、4パターンあるものや、四つがセットでバランスよく決まっているものって何だろうと調べている時に「四神」を見つけました。四神はそれぞれにカラーも決まっているので、絶対これにしようと思いました。

――そういった仕掛け以外にも、大胆な時間処理や鋭い観察眼にも驚かされました。アイドルを目指す4人の登場人物のキャラクターもそれぞれ魅力的です。主人公の東ゆう、華やかなお嬢様の華鳥蘭子、かわいいリケジョの大河くるみ、ボランティア活動をしている美少女の亀井美嘉。それぞれのキャラクターについて教えてください。


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