病におかされても個性は消えない 記憶と視力を失いつつある父との日々を描いた話題作「それでも私は生きていく」

シネマ×SDGs

2023/05/14 07:00

 パリに暮らすサンドラ(レア・セドゥ)は夫を亡くした後、通訳をしながら8歳の娘を育てている。彼女の日課は父のアパートを訪ねること。哲学の教師だった父はアルツハイマー病に由来する神経変性疾患で、記憶と視力を失いつつあった──。連載「シネマ×SDGs」の51回目は、脚本も手がけたミア・ハンセン=ラブ監督の父への想いをベースに生まれた映画「それでも私は生きていく」。ミア・ハンセン監督に見どころを聞いた。

あわせて読みたい

  • 三十三回忌で聞いた「父・佐田啓二の悪口」に中井貴恵さんが胸を熱くした理由

    三十三回忌で聞いた「父・佐田啓二の悪口」に中井貴恵さんが胸を熱くした理由

    週刊朝日

    6/17

    「瀬戸内寂聴さんと7年間つきあっていた」井上荒野さんが語る父・光晴さん

    「瀬戸内寂聴さんと7年間つきあっていた」井上荒野さんが語る父・光晴さん

    週刊朝日

    6/14

  • 梯久美子「“父と出会う旅”は死んで始まる」女性作家9人の父娘物語

    梯久美子「“父と出会う旅”は死んで始まる」女性作家9人の父娘物語

    週刊朝日

    12/19

    フジコ・ヘミング「自分の音は、作るものじゃなく自然に出てくるもの」、初のドキュメンタリー映画公開

    フジコ・ヘミング「自分の音は、作るものじゃなく自然に出てくるもの」、初のドキュメンタリー映画公開

    AERA

    6/15

  • 悲恋の大佐が伝えたかった長崎・原爆の惨劇 娘が思い継ぎ…映画「長崎の郵便配達」

    悲恋の大佐が伝えたかった長崎・原爆の惨劇 娘が思い継ぎ…映画「長崎の郵便配達」

    週刊朝日

    8/10

別の視点で考える

特集をすべて見る

この人と一緒に考える

コラムをすべて見る

カテゴリから探す