「ツイッターのフォロワー数が増えれば、企業からのPR案件の依頼が来ることもあります。つぶやくだけでPR料がもらえるということです。ハンドメイドの編み物やイラスト・絵画が趣味の人がツイッター経由で集客を行い、『ベイス』や『ショッピファイ』などの便利なネットショップサービスで作品を販売しています。先日、個人で油絵をインスタにアップしていたら1点100万円で買いたい人が現れたという話も聞きました」

 ツイッターの場合、フォロワー1万人が収益化には必要などといわれるが実際は?

「万アカ(フォロワー1万人のアカウント)は、絶対条件ではないですよ。たとえ数百人でもあなたのファンがいて、ファンたちが欲しがる情報や品物を提供できればいい。今は数より質です。大企業が参入してこない、個人ならではのニッチな趣味を発信してみてはどうでしょう」

(ジャーナリスト・安住拓哉、編集部・中島晶子)

AERA 2021年12月27日号

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中島晶子

中島晶子

ニュース週刊誌「AERA」編集者。アエラ増刊「AERA Money」も担当。投資信託、株、外貨、住宅ローン、保険、税金などマネー関連記事を20年以上編集。NISA、iDeCoは制度開始当初から取材。月刊マネー誌編集部を経て現職

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