2021年9月6日【19歳】新しく完成した皇居の御所へ入る天皇、皇后両陛下と長女愛子さま。愛子さまは学習院大学に在学中
2021年9月6日【19歳】新しく完成した皇居の御所へ入る天皇、皇后両陛下と長女愛子さま。愛子さまは学習院大学に在学中

 記者会見で「女性、女系天皇」についての質問が出るのかどうかはわからない。仮にあったとしても、「男系男子」による継承を皇室典範が決めている以上、極めて政治的な問題で、答えにくいには違いない。でも、愛子さまなら、「ノーコメント」ではなく、何かを答えてくれるのでは。そんなふうに期待してしまう自分がいて、これが我が「愛子天皇待望論」かと思ったりもする。

 眞子さん結婚し、皇室を構成するのは17人になった。40歳以下は6人だけで、男性は秋篠宮家の長男悠仁さましかいない。こちらは喫緊の課題だから、「女性宮家」の議論はこれからきっと盛んになるはずだ。

 もし「女性宮家」ができるなら、愛子さまは間違いなくその対象となる。だから意見を知りたいが、これとて政治的な話だ。つまりそういう時期に愛子さまは20歳を迎える。何を語るのだろうか。どんな髪形だろうか。(コラムニスト・矢部万紀子

AERA 2021年12月6日号より抜粋

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矢部万紀子

矢部万紀子

矢部万紀子(やべまきこ)/1961年三重県生まれ/横浜育ち。コラムニスト。1983年朝日新聞社に入社、宇都宮支局、学芸部を経て「AERA」、経済部、「週刊朝日」に所属。週刊朝日で担当した松本人志著『遺書』『松本』がミリオンセラーに。「AERA」編集長代理、書籍編集部長をつとめ、2011年退社。同年シニア女性誌「いきいき(現「ハルメク」)」編集長に。2017年に(株)ハルメクを退社、フリーに。著書に『朝ドラには働く女子の本音が詰まってる』『美智子さまという奇跡』『雅子さまの笑顔』。

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