【妻】古賀裕美 [45]「パスティッチェリア ジェラテリア ビアンカ」菓子職人:1975年、佐賀県生まれ。95年に調理師専門学校卒業後、菓子職人に。イタリア菓子の魅力に開眼し、現地でケーキ店に勤務。2019年に兵庫県尼崎市でジェラートとイタリア菓子の店「ビアンカ」をオープン/【夫】アンジェリーニ・ロベルト [46]「パスティッチェリア ジェラテリア ビアンカ」営業・販売:1974年、イタリア・ローマ生まれ。日本への興味から独学で日本語を習得し、2017年から日本の輸入食品会社で営業を担当。19年から「ビアンカ」で菓子製造の補助、営業・販売を担当(MIKIKO)
【妻】古賀裕美 [45]「パスティッチェリア ジェラテリア ビアンカ」菓子職人:1975年、佐賀県生まれ。95年に調理師専門学校卒業後、菓子職人に。イタリア菓子の魅力に開眼し、現地でケーキ店に勤務。2019年に兵庫県尼崎市でジェラートとイタリア菓子の店「ビアンカ」をオープン/【夫】アンジェリーニ・ロベルト [46]「パスティッチェリア ジェラテリア ビアンカ」営業・販売:1974年、イタリア・ローマ生まれ。日本への興味から独学で日本語を習得し、2017年から日本の輸入食品会社で営業を担当。19年から「ビアンカ」で菓子製造の補助、営業・販売を担当(MIKIKO)

 AERAの連載「はたらく夫婦カンケイ」では、ある共働き夫婦の出会いから結婚までの道のり、結婚後の家計や家事分担など、それぞれの視点から見た夫婦の関係を紹介します。AERA 2021年2月15日号では、夫婦でイタリア菓子のお店を営む菓子職人の古賀裕美さん、夫のアンジェリーニ・ロベルトさん夫婦について取り上げました。

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 夫41歳、妻40歳で結婚。夫婦二人暮らし。

【出会いは?】 日本好きな夫が2008年に一人旅で来日。兵庫県尼崎市にある評判のイタリア料理店へ行き、そこで働いていた妻と出会う。ただ、5年後に再会するまで特に交流はなかった。

【結婚までの道のりは?】 13年、仕事をきっかけにネットでやりとりをするようになり、同年、妻が菓子作りの勉強のためイタリアへ行くと、現地で再会。15年に結婚を決めた。

【家事や家計の分担は?】 ご飯作りは妻、洗濯は夫。掃除は、気が付いた方がメインでする。財布は店の収入含めてすべて一緒。

妻:古賀裕美[45]
「パスティッチェリア ジェラテリア ビアンカ」 菓子職人

こが・ひろみ◆1975年、佐賀県生まれ。95年に調理師専門学校卒業後、菓子職人に。イタリア菓子の魅力に開眼し、現地でケーキ店に勤務。2019年に兵庫県尼崎市でジェラートとイタリア菓子の店「ビアンカ」をオープン

 調理師学校を卒業して10年間、フランス菓子を手がけていましたが、日本のイタリアレストランで働いたことをきっかけに、イタリア菓子の魅力に惹かれました。素朴で家庭的、なにより現地で生活にお菓子が密着している様子をみて「いいなあ!」と思ったんです。材料もチーズやオリーブオイル、白ワイン、ハチミツ、香辛料やドライフルーツを多く使い、甘すぎない。日本人にも合うと思います。

 イタリア男性は女性を口説くのが上手、とよく言われますがどちらかというと南イタリアの人にその気がある。でもローマ出身の彼は奥手かもしれません。結婚の決め手は「絶対に嘘をつかないだろうな」と思ったこと。日々のことをなんでも正直に報告するので、もしも浮気をするとしても、する前に報告しそうだなと(笑)。

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