マコ:私は、自分ではお父さんというよりも、長女のような気がしています。実は次女なので、最年長という立場が新鮮で、楽しんでいます。

リク:マコちゃんは性格もしっかりしているし、パフォーマンス面でも尊敬しているんだけど、私は最年長とは思ってはいないです、いい意味で(笑)。次女とか三女くらいのイメージです。

アヤカ:わかる! 練習ではリーダーシップがすごいけど、私生活ではおもしろいんです。

リマ:私は、誰とでも同い年のように接したいという気持ちがあって。お姉ちゃんたちにいじられるのも好きだし、年下のメンバーとわいわいするのも好きだし……。役割的には“9人姉妹のひとり”かな?

リク:リマはジェスチャー担当じゃない?

リマ:確かに! 私はインターナショナルスクール出身なんですが、日本語の語彙力よりも伝えたいことがたくさんあって、しゃべるよりも体が先に動いちゃうんです。

■自分らしさは何だろう

 虹プロでは、統括&審査を務めたプロデューサーのJ.Y. Parkが練習生たちに投げかける厳しくも愛のある言葉が、「心に響く!」と話題になった。彼が頻繁(ひんぱん)に使った言葉が「自分らしく」だ。

リマ:最初に「気負わず、リマらしく、ありのままでいればいい」と言われたときは、「リマらしさって何だろう?」とわからなかったんです。でも、メンバーや母親に相談する中で、うまくやろうと思わずに楽しくやっていれば、自分らしさはおのずと出てくるものだと気づきました。今は、何ごとも心から楽しむことを心がけています。

リク:私は楽しいことが好きなので、ワーッと盛り上がっている時が一番自分らしいと思っています。大きすぎる地声も、昔はコンプレックスでしたが、今は「自分らしさの一つ」と思えるようになりました。

マユカ:私はまだ、「マユカといえばこれ」というものを見つけられていなくて。でも、だからこそ自由にコンセプトに染まれると思うし、それが私らしさなのかなと思ったりもしています。

 J.Y. Parkの金言には、まだ若い彼女たちの意欲や新しい可能性を引き出す言葉も多かった。

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