AERA 2020年7月6日増大号に星野源さんが登場
AERA 2020年7月6日増大号に星野源さんが登場

 6月23日にソロデビュー10周年を迎えた星野源さんが、AERAの表紙に登場。7月12日には初ライブを開催したのと同じ場所で配信ライブが予定されているほか、10月21日にはシングル全11作品を収めたボックスを発売することも発表されるなど、大きな話題が続く。AERA2020年7月6日増大号から。

【画像】蜷川実花撮影!星野源さんが表紙を飾ったAERAはこちら

 シャワーを浴びたばかりだったのか、ぬれた髪をタオルで拭きながら、星野源は姿を現した。「お待たせしました!」。目下のところ彼は、ドラマ「MIU404」の撮影に連日取り組んでいる。その合間を見計らい、今ではすっかり見慣れたものになったZoomの分割画面越しに、今回のインタビューは行われた。

 2020年6月、彼はソロデビュー10周年を迎えた。この10年の間に社会や、社会を取り巻く価値観は変化した。それに伴い、彼の価値観や音楽のスタイルも変化してきた。素朴な音を響かせるものから、ブラックミュージックへの愛着を自身の音楽に取り入れたもの、そして先日配信リリースした新曲「折り合い」のように、すべてプログラミングによって作り上げたものまで。けれどもその間、彼の中でまるで変わらないものがある。

「音楽は楽しいよねっていう感覚。それはずっと変わらないんですよね」

 4月にインスタグラムに投稿し、楽器演奏やコーラスやダンスなどの動画を重ねてコラボレートすることを促した「うちで踊ろう」は、音楽を多数の人たちと楽しむための、彼が生み出した新しい仕組みだ。音楽の楽しさは彼を鼓舞し、次の活動へと駆り立ててきた。もし今後、そのような楽しさが彼の目の前から消えうせてしまったら──。

「消えたらやめればいいし、やめた方が心穏やかに生活できるのかもしれないけど、やっていくたびに違う扉が開くんです。するとそこでまた知らなかった世界が現れる。だから楽しさはなかなか尽きることがないだろうなと思います」

 彼の口ぶりは穏やかで、終始リラックスしていた。インタビューの途中で、彼は質問に「何だろうな?」と答えたあと、考え込む様子を見せ、そのまま画面からフレームアウトした。そしてしばらくして、ポットを抱え戻ってくると、カップにコーヒーを注ぎ、再び話し始めた。

(ライター/門間雄介)

※発売中のAERA7月6日増大号では、蜷川実花撮りおろしのグラビアや星野源さんインタビューを5ページにわたって掲載している。

■配信ライブ Gen Hoshino’s 10th Anniversary Concert “Gratitude”
初ソロライブ開催地の渋谷クラブクアトロから、10年後の同じ日に配信ライブ開催。
2020年7月12日(日)19:30~開演
※7月15日(水)23:59までアーカイブ配信あり

■シングルボックス Gen Hoshino Singles Box “GRATITUDE”
ファーストシングル「くだらないの中に」から11thシングル「ドラえもん」まで、シングル全11作品を現在入手困難な初回限定盤で復刻。特典CD&映像ディスクが付属したボックス仕様。10/21発売予定

AERA 2020年7月6日号