マグロは青魚なのか? 定まらない「青魚の定義」とぶれない「すごい効果」とは (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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マグロは青魚なのか? 定まらない「青魚の定義」とぶれない「すごい効果」とは

連載「お魚ビッくらポン」

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岡本浩之AERA#AERAオンライン限定
DHAを含む脂がたっぷり乗ったマグロ大とろのお寿司

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青魚の代表格、いわしのお寿司

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青魚と言えばあじ、という人も多いはず

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肉厚とろ〆さばのお寿司

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 皆さんは子供の頃「頭がよくなるから、サバやイワシなどの青魚をしっかり食べなさい」って言われたことはありませんか?

【イワシやサバなどの青魚のお寿司はこちら】

 筆者も子供の頃、家族からよく言われていましたが、当時はどうも青魚の見た目が苦手で、あまり好きではありませんでした。今はもちろん大好きです。

 ご存じの方も多いと思いますが、サバやイワシなどの青魚には、DHA(ドコサヘキサエン酸)が豊富に含まれており、このDHAは、脳の栄養素として機能すると言われています。

 特に乳幼児の脳や神経の発達にはとても大切な成分で、母乳はもちろん、粉ミルクにも含まれています。このことが頭が良くなることに関連づけられているんでしょうか。

 そして青魚にはもう一つ、EPA(エイコサペンタエン酸)という物質も多く含まれています。

 EPAは、血液をサラサラにして動脈硬化や心筋梗塞を予防したり、中性脂肪を低下させたりする働きがあると言われています。

 つまりDHAは成長期の子どもたちに、EPAは生活習慣病が気になる大人にとって大切な物質と言えますね。そしてこれら二つの物質は必須脂肪酸と呼ばれ、体内で生成することができません。

 従って、食事で取るしかないわけですが、これらを豊富に含んでいるのが、サバやイワシといった青魚というわけなんです。中でも、脂の部分に多く含まれています。

 旬の時期の脂の乗ったサバやイワシって、脂の甘味が口いっぱいに広がって美味しいですよね♪ それがさらに体にいいなんて、素晴らしいことですよね。

 皆さんはどんな食べ方が好きでしょうか?

 塩焼き派? フライ派? それとも煮物派でしょうか?

 好みは人それぞれと思いますが、DHAやEPAの摂取の観点から見ると、実はお刺身やお寿司で食べるのが一番効率的なんです。

 というのも、焼いたり煮たりすると、DHAやEPAをたっぷり含んでいる脂分が減少してしまうんです。脂の乗ったサバを網で焼くと、ポタポタと脂が滴っていますよね。あの中にもDHAやEPAがたくさん含まれているんです。

 ちなみに、これまでDHAやEPAを含む魚の代表としてサバやイワシばかりをあげてきましたが、マグロの脂にもたくさんのDHAやEPAが含まれていますので、脂のたっぷり乗ったトロの部分にもDHAやEPAが含まれています。


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